top of page

will

  • 執筆者の写真: Bennie
    Bennie
  • 2020年4月14日
  • 読了時間: 3分

will 「遺産」の意


昨日の「王子夜会」で

「著作権を遺されたら遺族はうれしいのか?」という話題


商業音楽の場合、それは時に巨万の富となるので

「うれしいに決まっているでしょう」で通されていると思いますので

私見を


「著作権」を持っているだけで「財産」になるわけではありません

以前、「著作権はどう取ればいいのか?」というご相談が私のところにあり

「著作権を持っていれば権限収入が安定的に入る」という誤解があったので


私が扱う音楽は「商業音楽」ではなく「芸術音楽」だという区別をした上で

「芸術音楽」は売れるとは限らないし、そもそも売ろうとしていない


深夜に一人で静かに考えていて「著作権って田舎のお墓みたいなものかも!?」


親や先祖の墓を持ち、先祖崇拝の日本の文化に対し

亡くなった人に感謝の念を忘れなければ

あまり大袈裟に何かしなくても

今、生きている自分が幸せになるために

心が満たされる活動、仕事だったり、結婚生活だったりに

リソースを投じる←これを教えてくださったのは確かスペイン人の指導教官


この指導教官と私のお付き合いは高1、15歳の受験準備講習の頃からM修了の29歳まで

結構長いお付き合いでしたが、この15歳〜29歳という

自己概念形成のもっとも重要な時期に欧米人の先生の門下にいたことも

私の価値観に大きな影響を与えました

西洋思想が私の中に入ってしまうという(だから日本人っぽくないのか!?)


M修了後、音楽学者として「装備不十分」だった私は

高校時代のスキル「英語力」だけを武器に労働市場に出たわけですが

そこでは

・英語で自己紹介

・アイスブレーキング

・「好きな色は何?」

・ TOEIC etc...

それでも、その活動がマネタイズできている間は助かりました


一人娘で「田舎のお墓」へのお墓参り(結構、頻繁)の経費も英語を教えることで

なんとか乗り切ってきたけれど、私の研究生活がMみたいな中途半端で

伐採せざるを得なかったことは、残念…

(まぁ、当時、世界中から情報や文献を探そうと思うと

とても国内でやっていけそうにもなかった…ネットがなくて)


「ポジティブに明るく振る舞う」中、やはり時折波のように

研究生活を貫けなかった残念な気持ちが押し寄せてきて

その度

「死んでしまった父のお墓や、仏事のたびに親戚に呼び出されて

旅費、お布施、お供物、親戚へのお土産…経費の負担、辛い…

今とこれからを生きる私より

お墓や仏事が大事?家の事情が優先?先祖が大事?

おかげで結婚の支度もできない羽目に…

それをする余裕があってきちんとするのは素晴らしいことだけど

私の今や未来を削ってまで、しなくちゃいけない?」

そう苦悩したものでした


モーツァルトみたいな大作曲家でさえ、お墓はない

ちゃんと埋葬されているかもよくわかっていない

けど、ファンのために後に「記念碑」みたいなものがある


モーツァルトくらいの大スターであればそれは肯けるけれど

私の父はお墓のほか、お地蔵さんも遺しているんですよ

とても手入れが行き届かず、父には「ごめんね!」

私のキャパ、超えてるし、父には

「Bennieが幸せになれば、別にお墓もお地蔵さんもどうでもいいでしょ?」

とビーチで叫んでおくことにする(家、家、ばかりだと、自分の人生が紡げない)


今は生まれた時の家族から意図的に「卒業」

これからは何でも自分で選ぶことに!


未来は目指すことができるもの、創ることができるもの


私たち親世代は次世代に残すとしたら何を残しましょうか?を考える時間

今がチャンスでしょう!

 
 
 

Comentarios


Featured Posts
Recent Posts
Search By Tags
Follow Us
  • Facebook Classic
  • Twitter Classic
  • Google Classic

 Copyright © 2015 All rights reserved.

Hiroshima, JAPAN

  • FB
  • Black Twitter Icon
  • Black Google+ Icon
  • Black YouTube Icon
  • Black Pinterest Icon
  • Black Instagram Icon

なんちゃってセレブ塾 Hiroshima(商標登録番号 第5836555号)

bottom of page