お料理学校でのお勉強と音楽学
こちらの動画はベートーヴェンピアノソナタ第8番「悲愴」第2楽章(ピアニストはユンディ・リさん)
ベートーヴェンの人生は苦悩(病苦、悲恋...)に満ちたとても憧れられない、羨ましくもない辛い辛い人生
と教わっています
けれど、私はこれをを聞くたび「グレられないなぁ...」と思います
辛いこと、苦しいことがあれば誰だってやけくそ、自暴自棄になってしまう
人間ってかくも脆く壊れやすいけれど、ベートーヴェンはその苦悩をこんな風に作品にして
昇華しちゃうからすごい!
という話をうっかりお料理学校でしたところ
「え”?ベートーヴェンってあの髪の毛グシャグシャの人としか思ったことないですよ!」という
朗らかなクラスメートが反応!
私:作曲家→曲、作品→分析
彼女:作曲家→小学校の音楽室にあった肖像画(いかに視覚のインパクトが強いか!)
「作曲家」という一言でも感じ方は人それぞれ…
きっとベートーヴェンは悩みが大きく深いので髪型を整える余裕もなく激しくアグレッシブに
曲を書いて生きたのかも…
あー!
そういえば小学校の音楽室にはバッハやヘンデル等の肖像画もあったあったー!
バッハとヘンデルは髪型はカツラをつけていて確かに幼少時、貧しくろくに食べられない苦労をしたものの
宮廷・教会といった当時の権力者に雇われ、数知れない華麗な宴で
相当なグルメだったようで死因はおそらく「大腸ガン」
↑
私たち、音楽学の学生は楽曲分析の際、作曲家をとことん知ることも大事で
作曲家の生まれた時代、育ち、社会背景、曲を書いたときの事情なんかを可能な限り徹底的に
図書館等にこもって調べていたものでした…
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大学受験の時、私はモーツァルトのピアノソナタ8番第1楽章を弾きました…
モーツァルトには珍しく短調の曲で
その背景にはなかなか仕事につけない上に
仕事を求めて訪れたパリでお母様を亡くすという絶望の中で生まれたもの
高校3年生の私がこの曲を技術的練習にとどまらず
モーツァルトの気持ちになって練習することは大変でしたが
入試自体はうまくいったものの、ひょっとして私は暗い性格なのかも!?笑!
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「ベートーヴェンってあの髪の毛グシャグシャの人」とキーワードで
まさか、いにしえの音楽学の研究と今、通っているお料理学校での「栄養と健康」が結びつくとは!
音楽学なんてとっくの昔から「無用の長物」だと思ってます…
何より彼女が臆せず「ベートーヴェンってあの髪の毛グシャグシャの人」と
私の瑣末な話に付き合ってくれたこと!これが本当にうれしい!
音大時代の友人には結婚して子どもを育てて「ママ」になっている人も多くいて
栄養、食品の安全、衛生について私が今学んでいることに興味を持ってくれてます
先日も会って話をしました、情報共有のため!
お料理学校のみんなは毎日、終日お勉強で疲れて心身共に煮詰まっていることもあり
クラッシックの作曲家のくだらない話に「お笑いネタ」として耳を傾けてくれ…
「バッハやハイドンは大腸ガンで死んだんよー!」という話に笑ってくれて…優しいわ、みなさん
音楽の世界と食の世界の間で私にできることがあれば!と来週も酷暑に負けず通います〜♪
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